衛星データ利用コンテスト 審査結果発表!

   

最優秀賞 小学生の部

『アイダホ州の畑の面積、植物と温度の関係』鈴木 梨々花

レポート内容
(3.1MB)

審査員コメント

地図帳の向こうの国の遠くの大地のことを,時間軸を追って分析しています。特に畑・植物と温度との関係に注目して,単に植物のある場所とない場所の温度を比べるだけではなく,山の近く,平野部,川の近くと周囲環境の違いを区別しながら衛星データを用いて分析を進め,植物の育つ場所の温度の低下について一つの知見を得ています。自ら課題を設定し,この疑問を調査するための条件を考えて分析する手法はすばらしいです。分析に用いた衛星データを正確詳細に記録し記述するとさらに良いでしょう。今後も衛星データから読み取れる「温度」「河川」「植物」等を身近なものにあてはめながら「学びの翼」を大きく駆け巡らせてください。


優秀賞 小学生の部

『溶岩の流れ方について』鷲尾 優作

レポート内容
(1.5MB)

審査員コメント

ハワイの溶岩の流れ方の移り変わりについて調査しています。衛星データから溶岩付近の温度を調べ,さらにパソコン画面の「現地」をGoogle Earthに書き出すことによってその場所の標高や地形を調べ,自ら立てた仮説:溶岩が固まることによって次の噴火の際の溶岩の流れ方が変化するのではないか,という考えを検証しています。郷土の信濃川を巡る学びと結びつけながら考えているところもすばらしいです。植物の生育や地形の変化などについて,衛星データや地図帳などの様々の情報を積極的に用いて,さらに考えを広げていくと良いでしょう。


優秀賞 小学生の部

『東日本大しんさいの前と後』本坊 航輝

レポート内容
(2.3MB)

審査員コメント

4年前日本で何があったか,衛星データを通して「今」,探ることを展開できました。衛星データでみつめる「現地」を,「家」や「緑」で分析できました。震災前後のどこに着目すれば良いか,何をどのように調べれば良いかを自ら考察し,衛星データを細かく観察し分析したところはすばらしいです。過去の変化を調べるために,衛星データをどのように用いれば良いか,よく考えました。自然をみつめる眼を衛星データでさらに豊かにして下さい。


特別賞 小学生の部

『津波がおそった宮城県』カプロス 直美

レポート内容
(3.1MB)

審査員コメント

応募用紙の向こうから学びの姿勢が伝わります。分析ソフトの画面から位置情報を読み取り,具体的に「このあたりの,こういう所を,このように考える」と書き進めると一層説得力のある研究になります。


特別賞 小学生の部

カメリアキッズのみなさん

審査員コメント

一人一人が個別に衛星データ分析ソフトの画面から読み取れることを大切にして、カメリアキッズの友だちと語り合いながら,衛星データの学びを通して「科学の子」,「地球の子」,「宇宙の子」を,めざしてください。


最優秀賞 高校生の部

『西之島の火山活動の人工衛星(ランドサット)による観測』望月 達人

レポート内容
(5.6MB)

審査員コメント

世界中が注目している西の島の火山活動による変化を,衛星データについての分析手法を駆使して詳細に調査しています。データの閾値を設定して画素データ一つ一つを積み上げ考察を行うなど,確実に自分で探求しています。衛星データを用いてとことん分析しようとする情熱と緻密な分析努力は見事です。閾値の設定の根拠を示すなどして,自ら分析したことを他の人にも考えてもらうきっかけをつくり,わかりやすい説明を心がけると良いでしょう。デーから読み取れたことがなぜ生じているかについて検討を深めるなどして,これからの変化を更に分析し続けることを期待します。


優秀賞 高校生の部

『衛星データに基づく貝塚の立地調査』伊倉 明香

レポート内容
(2.9MB)

審査員コメント

貝塚に関して現地調査や衛星データを通して学んだことを,確かな表現力でまとめています。貝塚の位置に関する従来の説に対して自らの意見を提示されていますので今後これを検証し,身近な貝塚を見聞したときの印象を交えながら衛星データを今後も見続けてください。レポートを読む友だちのためにも,使用した衛星データ名,分析方法等既述されたら研究を広めることが出来ます。






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