衛星データ利用コンテスト 審査結果発表!

   

最優秀賞 小学生の部

『時代とともにおこるハワイのマウナ・ケア山の変化』カプロス 顕治

レポート内容
(5.6MB)

審査員コメント

ハワイマウナケア山付近の環境についての長い年数にわたる変化に着目した報告です。植物や川のようすなどの20年間にわたる変化を,さまざまの視点から調べており,多面的で着眼点もよく,興味を持って衛星データに取り組んでいることが感じられます。今後,考える翼をさらに広げていかれることを期待しています。


優秀賞 中学生の部

『桜島の噴火しているときとしていないときの温度変化を比較する』鳥居 真樹

レポート内容
(8.2MB)

審査員コメント

火山の噴火時とそうでないときの違いについて,温度分布などを用いて調査している報告です。温度分布の結果から考えを深め,火山灰との関係を発見しているなど,詳細に調べて分析し考察しているところがすばらしいです。画像からは煙も見えています。煙の形状や季節ごとの違いなども調べると,さらにおもしろいことが見つかるかもしれません。是非今後も続けて欲しいと思います。


優秀賞 中学生の部

『ブラジル「フィッシュボーン(森林伐採)」の変化』野中 彩未

レポート内容
(12.3MB)

審査員コメント

ブラジルの森林伐採地(いわゆるフィッシュボーン)について,3つの年代の画像の比較から分析を行っている報告です。1997年から2008年では,奥へ奥へと伸びるような伐採であるのに対して,2008年から2013年では奥に進むのではなく,むしろ伸ばした骨の幅を広げるように伐採が進んでいることを,画像の分析から発見しており,注意深く分析して興味深い事実を発見しているところがすばらしいです。なぜそのような伐採方法をとるのかなどについて考察を進めていくとさらに良いと思います。なお,用いた衛星データについて,第3者が確認できるように整理していることは,科学の基礎の一つであり,賞賛に値します。


優秀賞 中学生の部

『目で見る砂漠化』東 澪

レポート内容
(3MB)

審査員コメント

ゴビ砂漠やサハラ砂漠の砂漠化について,1977年ないし1975年と2013年の衛星データを比較することによって調査した報告です。一見するとわからない砂漠化について,衛星データを緻密に分析し,植物の植生を浮きだたせることによって,砂漠化を可視化できています。注意深く観察した結果であり,その観察力と読み取る力,推察力はすばらしいと思います。


優秀賞 高校生の部

『ナイル川流域の植生(畑)と住居の分布』深田 真衣

レポート内容
(7.4MB)

審査員コメント

アスワンハイダム周辺の農業利用や居住地などの環境変化について,だいち,LANDSATのデータやASTER-GDEMの標高データを用いて調査し推察した結果を報告しています。土地の色や,土地の標高の変化,植生などについて,衛星データを詳細に分析し,気候区分とも関連して考察し,これらの分析結果が生じる原因について様々の推測を行っており,結果から原因を考えようとする推測の姿勢がとても良いです。これらの推測を確かめるための方法も考察するとさらに良かったと思います。今後のさらなる深まりに期待します。






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