第10回衛星データ利用コンテスト 審査結果発表

優秀賞

永野智基 小6 「宇宙からみてわかった有明海の自然」

着眼点も良く調べたいことがよく表現されています。
有明海の干満の変化を面積を計測して定量的に調べたり、フォルスカラーを用いて干潟の植生を発見したりして,EISEIを上手に使いこなして科学的に分析しようと努力していることは、高く評価できます。
興味を持った対象を定量的に調べること、多面的な観点から調べることは、科学する上でとても大切な要素です。
干満についての原因に興味を持って調査をしていることも素晴らしいです。
なぜだろうという疑問をもってその答えを探っていくことは科学の基本ですね。
今後も、いろんなことに興味をもって科学的な取り組みに挑戦されますことを期待しています。
なお、干満については、YACかわら版117号も是非ご覧ください。
 続けて観測することはとても重要です、ぜひ今後の研究の展開を期待しています。
 

審査員特別賞
 
小玉尚輝 阿部丈太郎 高校2年生 「秋田の小さな変化と農業」
 
衛星データの特徴の一つは、同じ場所の経年変化を観察することができることです。
本調査では、EISEIを用いて4年間の同じ時期の農業利用の変化を調査しようとしており、
着眼点が素晴らしいです。自分たちの興味のある分野の学習に衛星データを用いることにより学習をさらに深めていってください。
また、衛星データの特徴は、同じような方法を用いると他の研究者も同様の分析結果を確認でき、研究が発展継続できるところです。衛星データの観測範囲が身近な地域な場合、分析画像と関係情報を対比しながら考察を深める方法も重要です。分析結果の解釈も深められます。
分析に使用したデータの観測日時や色合成の様子等記載できたらありがたいです。衛星データでは具体的な位置データが入手できます。特産品のネギの栽培地などが判明出来たら今後の研究が深まります。ネギは品種や栽培地が多様なようです。今後の研究の発展に期待します。