日本宇宙少年団では、JAXA宇宙教育センターとの主催事業として、宇宙教育指導者セミナーを開催しています。
18歳以上の方で、これから宇宙教育活動を行いたい方、宇宙教育における基礎知識を学びたい方はぜひご受講ください。また、すでに過去に受講をいただいている方でも参加いただけますので、活動を行う上での基礎知識の復習の場として、宇宙教育教材の新たな知見を得る場として、同様の活動をする方々との交流を深める場として活用いただければ幸いです。
今年度の特徴として、宇宙教育教材の活用の講座では、「衛星利用プログラム」について紹介・実習を行います。実際に運用されている人工衛星のデータを教育活動に活用することの魅力や意義、分析ソフトの使用方法、人工衛星データの取得方法などをご自身のノートパソコンを使って実習します。
宇宙教育指導者セミナーの詳しい開催日程・申込みについては、下記のJAXA宇宙教育センターのウェブサイトをご確認ください。 http://edu.jaxa.jp/education/leader/seminar/archive/schedule.html
主な内容(内容は変更となることがあります)
プログラム1.宇宙教育教材の活用 「衛星利用プログラム」
1 持参パソコンの用意
2 ひまわり8号のカラー画像を巡って
キーワードはRGB
光の3原色
3 衛星データ分析ソフト「EISEI」を使いましょう
4 衛星データ分析ソフト「EISEI」に慣れましょう
トゥルーカラー/フォルスカラー/ナチュラルカラー
時間を追う
郷土を知る
課題を見つける
どんな衛星データをどのように得るか
5 社会教育や学校教育に衛星データを活用する計画づくり
何のために使用するか
導入教材の必要
活用の3類型
衛星データコンテストへの誘い
6 だいち2号を巡って
SARデータの特色
コーナー反射鏡をつくってだいち2号に写る
だいち2号で衛星データ活用で「結ぶ」「広める」「深める」
講座の成果を継承し展開するためのお願い
※会場にパソコンの用意はありません。 Windows7、8 、10のパソコンを持参ください。
電源の用意ができませんので、2時間程度分事前に充電ください。
プログラム2.宇宙教育の理念
1 はじめに
(1)宇宙教育の立脚点
(2)「宇宙といのち」を見つめる
(3)コスモスカレンダー
2 宇宙から子どもへ
(1)人類が築いた最高の知の遺産
(2)宇宙活動の魅力活用
3 子どもから宇宙へ
(1)身の回りの現象を宇宙へつなぐ
(2)生活を原点から見直すきっかけを見つける
(3)時間感覚・空間感覚を育む
(4)宇宙がもたらす魅力で科学を超える
(5)日本の心を見つめ直す
(6)いのちのトライアングル
プログラム3.危機管理と安全教育
1 社会現象としての危機管理
(1)「危機管理」とは何か?
(2)子どもを取り巻く社会
(3)リーダー(指導者)の共通理解と心構え
2 守らねばならない安全
(1)安全能力を高める
(2)安全態度
(3)安全行動
(4)野外活動における安全への姿勢
(5)子ども自身の安全に対する心構え
3 計画段階での見取り
4 救急措置と事例
5 管理責任・指導責任
6 保険
プログラム4.望ましいリーダー像・子ども理解
1 望ましいリーダー像
(1)リーダーとしての興味関心
(2)ファシリテーターとして関わる
(3)目標となりうるリーダーに
2 子ども理解
(1)子どもの意識・保護者の意識
(2)子どもの発達特性を理解する
(3)異年齢集団の扱い方
(4)興味関心の喚起
(5)子ども達の求めるもの