日本学生支援機構の平成24年度優秀学生顕彰
(目的:経済的理由により修学に困難がありつつも、学術、文化・芸術、スポーツ、社会貢献の
各分野で優れた業績を挙げた学生・生徒に対して、これを奨励・支援し、21世紀を担う前途有望な
人材の育成に資することを目的とする)
において、
日本宇宙少年団仙台たなばた分団リーダーの本間寛人さん(東北大学 工学部3年)が、
社会貢献分野で優秀賞を受賞いたしました。
http://www.jasso.go.jp/kensyo/h24kekka.html
日本宇宙少年団を通じての活動が認められ、受賞したことが、
各地でYAC活動をされている指導員の皆さんにも励みになれば幸いです。
本間寛人リーダーに感想をお聞きしましたので紹介します。
Q.優秀賞おめでとうございます。YACのリーダーさんが
このような賞を受賞するのは、全国で宇宙教育活動を展開する
YACリーダーさんの励みになると思います。今の気持ちを教えてください。
A.ありがとうございます!これまで行ってきた宇宙教育という活動が社会に
大きく貢献していると認められたと思っています。また、社会に貢献するだけでなく、
自分自身の成長にも繋がっているのだと実感しています。
活動を行う中で様々な方と出会えたばかりでなく、
このような賞を受賞することができ非常に嬉しく思います。
Q.どのようなことがこの受賞につながったと思いますか?
A.活動を行う際に、なんでも自分一人でやるのではなく、周囲の仲間に頼り、
一緒に前進していく姿勢が良かったのだと思っています。
また、先人の実績や、失敗談といった「歴史」を知る努力によって、
今起こっている問題への解決策を見出したり、数年先を見据える事や、
将来起こりうる可能性のある出来事への対策を考え、実行する姿勢も評価されたのかもしれません。
Q.大学生の頃にYACのリーダーを経験することで、良かったと思うことはありますか?
A.研究者や社会人の方々と協力して活動する機会のある場所へと飛び込む機会が多く、
様々なバックグラウンドを持つ方から、知識や生き方を学ばせていただくことができました。
YACは年齢に幅のある団体であるため、年上の方とも議論することが多く、
今後、社会へと飛び出していく前の自分を鍛えることにもなりました。
また、学年があがるにつれ、自分より年下の方が仲間になっていきます。
年齢・経験に関係なく、謙虚に対等な関係で話し合えたことは、非常に学ぶことが多かったです。
Q.最後に、本間リーダーのこれからの目標を教えてください。
A.科学や工学を一般の方へと伝える活動をしてきましたが、この活動は、今の社会だけでなく、
未来の社会へと貢献する役割も持っています。
私は、ここで得た経験や多くの方々から教えていただいた知識や生き方を胸に、
将来的に世界で「科学技術」や「宇宙開発」の分野で活躍することのできる子供たちの育成や
支援もこれからの行動の一つとして、日本の、ひいては世界の「宇宙開発」を前へと進めることに
貢献していきたいと思っています。
目先のことばかりに囚われず、長期的に物事を考え、5年、10年先を見据えられる目と
5年10年先に向かって実践する心を養っていきたいです。そのためにも、今やっている学問を
焦らずに学び、わからないことをいい加減にせず、様々な学問に興味を持ち、それを知り、
着実に進んでいきたいと考えています。