第13回衛星データ利用コンテスト 審査結果発表
 
 
Google Earthでみつけたよ部門 優秀賞  
 
秋寄 光里 小6 「エッフェル塔」
 
(審査員からの講評)
 google earth で建物を上空や横から俯瞰してみられることを利用して、建物の形に注目しました。特に高い建物を支える三角形の構造(トラス構造)に興味を持ち、四角形でなくなぜ三角形なのか、力を分散させる仕組みについて調べて知見を得ています。一般的にgoogle earthは現地にいかなくても宇宙から見た地球上のあらゆる場所を見ることが出来る利点があります。さらにはそこから発見や疑問に思っていることを解くことの手助けになります。応募作品はそれらを見事に利用しています。
 ゆくゆくは簡単な材料でトラス構造とそれ以外の構造を作ってみて強度の比較をするのもよい(四角構造と斜めに一本付加したものなど)と思います。また、宇宙、衛星、惑星、に興味があるとのことですがロシアの宇宙ステーション「ミール」や国際宇宙ステーション「ISS」にもトラス構造が利用されています。
 ご指導された方の的確なご指導にも感謝いたします。
 
 
自由部門 優秀賞
 
到遠館高校2年 伊藤龍成,今村健太,川崎夢翔,香田空翔,野中晴仁,藤山亜琉,山本航大 7名「人工衛星データの解析による森林と大気汚染物質の相関」 
 
(審査員からの講評)
 大気汚染物質と森林率に負の相関があることをつきとめ、重回帰分析を用いて標高や河川の流域面積などの説明変数とも比較して結論を得ています。科学的な分析手法のアプローチに挑戦しており、感想に述べられているように物事を問い詰める楽しさを味わうことができた点は大きな意味があります。高校生として優秀な達成度であると考えます。
 なお、相関関係は必ずしも因果関係を保証するわけではないことに注意する必要があります。また、森林率との関係性から乾性沈着に結びつけていますが、汚染物質の「排出」についても特に都市域での汚染物質の排出や建物の県あたりの被覆率が重要な要素となる可能性があります。
 観測時刻、欠損データ、データの取得方法などを、他の人が読んで同じ分析ができるように記載するとさらに科学的なレポートになります。例えば,大気汚染濃度の県ごとの平均はどのように導出したかを記すと良かったと思います。今後の研究の参考にしていただき,更なる探求に挑戦して下さることを期待しています。
また,雨期など川の水量が増加する時期のデータなど,季節ごとのデータの分析も視野に入れ,分析と考察とのあいだの飛躍の部分を少なくする緻密な論理の構築が目標となるかと思います。
 
センチネルEOブラウザを使って調べた部門 優秀賞