ANAホールディングス発のスタートアップであるavatarin株式会社(代表取締役CEO:深堀 昂、以下「avatarin㈱」)と株式会社スペースサービス(代表取締役社長:𠮷田 惠子、以下「スペースサービス」)は公益財団法人日本宇宙少年団(理事長:山崎 直子、以下「YAC」)の協力のもと、宇宙の専門的な知識を持ち合わせたJAXA OBであるYAC講師が、鹿児島県種子島のJAXA種子島宇宙センター宇宙科学技術館(以下「宇宙科学技術館」)に設置したアバターロボット「newme(ニューミー)」を活用して、東京にいながら種子島の宇宙科学技術館を訪れたYAC団員の子ども達に向けて館内を周りながら遠隔で案内・解説を実施します。
 

実施概要

日時2023年8月2日(水) 10:30〜11:00、13:00〜13:30
アバター設置場所JAXA種子島宇宙センター宇宙科学技術館
(鹿児島県熊毛郡南種子町大字茎永字麻津)
体験者YAC種子島スペースキャンプ2023夏に参加する 小学4年生から高校生までの38名
アバター操作場所YAC東京事務所
(東京都千代田区神田錦町3-21)
案内者宇宙の専門的な知識を持ち合わせたJAXA OBであるYAC講師
概要宇宙科学技術館に設置したアバターロボット「newme」に、東京都千代田区のYAC事務所からパソコンを介してアクセスし、YAC種子島スペースキャンプ2023夏に参加する子どもたちに向けて、YAC講師がJAXA種子島宇宙センター宇宙科学技術館を案内しながら宇宙について解説を行う。

 
 
本取り組みの背景

本取り組みは、avatarin㈱とJAXAによる新たな発想の宇宙関連事業の創出を目指す「JAXA宇宙イ
ノベーションパートナーシップ(以下、J-SPARC)」※1の枠組みのもと2021年7月より開始してい
る「アバター技術を利用した宇宙関連事業」の共創活動の成果の一環として実施するものです。
「アバター技術を利用した宇宙関連事業」のうちの一つとして取り組んでいる「宇宙関連遠隔体験
事業」に関するもので、avatarin㈱が独自開発したアバター「newme」を用いて、スペースサービ
ス協力のもと、JAXA関連施設を遠隔見学することで、宇宙を身近に感じ宇宙開発を学習できる体験
を提供することを目指しています。
なお、avatarin㈱とJAXAの取り組みは大分県の協力も得て、日本オープンイノベーション大賞内
閣総理大臣賞を受賞※2しました。

 
各社の役割

avatarin㈱:newmeを活用したJAXA関連施設の遠隔見学に関する事業計画立案。
スペースサービス:種子島宇宙センター宇宙科学技術館の維持・管理・運営、およびnewmeを用いた施設案内。
YAC:JAXA OB講師によるJAXA関連施設の遠隔案内・解説。

avatarin㈱、スペースサービス、YACはアバター技術がもたらす新たな価値の創出及び宇宙と地上
での利用の拡大を進めていきます。今後さらに多くの方の参画も期待しています。

 
※1 J-SPARC:http://aerospacebiz.jaxa.jp/solution/j-sparc/
「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」とは、宇宙ビジネスを目指す民間事業者等とJAXAとの対話から始まり、事業化に向けた双方のコミットメントを得て、共同で事業コンセプト検討や出口志向の技術開発・実証等を行い、新しい事業を創出するプログラムです。2018年5月から始動し、現在、約20プロジェクトを進めています。

※2 日本オープンイノベーション大賞:https://about.avatarin.com/info-news/news-release/5135/

 
ニュースリリースのダウンロード:
JAXA OBの講師による JAXA種子島宇宙センター宇宙科学技術館の遠隔案内・解説を実施