2009年、10月17日に行われた筑波宇宙センター特別公開の様子をYACつくば分団の団員がレポートしてくれました。野口&山崎宇宙飛行士のヒューストンからライブ中継を見たり、普段は見ることができない宇宙飛行士訓練施設の見学をしたりと、貴重な体験の連続にみんな大興奮でした!
10月17日(土)の筑波宇宙センター特別公開のリポーターをした、阪口舞です。
まずはじめに、ライブ中継の会場に行きました。そこでは、ヒューストンからライブ中継で野口聡一(のぐちそういち)宇宙飛行士と、山崎直子(やまざきなおこ)宇宙飛行士に会いました。
2人の宇宙飛行士に質問をしました。私は「ヒューストンでの訓練と日本での訓練とどちらが大変でしたか。」と質問しました。すると、野口聡一宇宙飛行士が「どちらも大変でした。」と答えてくれました。中継で話すことができて、とてもうれしかったです。
次に、宇宙飛行士の選抜試験をしている所へ行きました。閉鎖環境試験室の中に入って、説明してもらいました。中での選抜試験のため、1週間寝泊りしてもらいます。2階のコントロールルームで指示されたことを閉鎖環境試験室でするそうです。試験の内容は、真っ白な絵柄のないパズル、自己紹介などいろいろあります。真っ白なパズルは約300ピースのものを使用するそうです。自己紹介では、歌を歌ったり、ダンスを踊ったりした人もいたそうです。なぜそのようなことをするかというと、仲良くなるためにするそうです。私は300ピースを作るのがとても大変なんだろうなぁと思いました。
次に、宇宙食について説明しているところに行きました。そこでは、本物の宇宙食がおいてありました。私は「一番初めにできた宇宙食は何ですか。」と聞いたら果物ジュースだと言っていました。今回、野口宇宙飛行士は宇宙でお寿司を握るそうです。何を握るか楽しみです。
リポートすることが楽しかったです。また機会があればリポーターをしてみたいです。
筑波宇宙センター特別公開のレポーターをし、見学して特に面白かったのは3つあります。
一つ目は、宇宙食です。宇宙での食べ物は地球の物と見た目は少し違うけど、お湯を注ぐと地球の物とほぼ同じ外見で味もあまり変わらないそうです。例えば、おにぎりなどは炊きたてのものに熱風をかけて乾かしたものだと聞きました。お湯を入れて30分程で食べられるようになります。
二つ目は、選抜された10人の宇宙飛行士候補の中からさらに少しの宇宙飛行士が選ばれる宇宙飛行士養成棟です。カメラは4つあり、テレビで確認することができる。1週間もそこにいると聞いたのでびっくりしました。
三つ目は、JAXAクラブ宇宙検定クイズです。ISSは、約90分で地球を一周し、45分で夜が来て45分で朝が来るというふうになると言っていたので、とても驚きました。いろいろな場を回ることができたので楽しかったです。
ぼくは、今回筑波宇宙センター特別公開のレポート体験をして、いろいろ学び楽しむことができました。5ヵ所回って、特に印象に残ったところを2ヵ所紹介します。
1つ目は、野口宇宙飛行士と山崎宇宙飛行士のヒューストンからライブ中継です。30分という短い時間でしたが、いろいろな話を聞いたり質問したりできました。2人は、今まさに訓練の最中で大変ですがフライトに向けて楽しんで訓練しているそうです。野口さんは12月に、山崎さんは初めての宇宙ということで3月に宇宙ステーションに行きます。 日本人2人が滞在するのは初めてのことで、一緒に行う仕事をたくさん予定されているそうです。今日と同じように、今度は宇宙から2人の中継が見られるのを楽しみにしています。そして、宇宙飛行士にはいろいろな人がいて、医者や学者、学校の先生、誰にでもなれるチャンスがある、ということも聞きました。ぼくにもチャンスがあるかも知れないので、がんばって宇宙飛行士になってみたいです。
2つ目は、宇宙食です。宇宙食にはいろいろな種類があってびっくりしました。マヨネーズや、さばのみそ煮、わかめスープ、カレー、あめなど、他にもたくさんの食べ物が展示されていました。一番最初に持って行った宇宙食は、果物ジュースということもインタビューして知りました。果物ジュースは、お腹にたまらず評判が悪かったそうです。宇宙食は、酸素と空気を通さないようにするためにアルミ箔に入れている、ということも知りました。また野口さんは、次のフライトでにぎり寿司に挑戦するかもしれない、という話を聞いて、本当に実現したらすごいと思いました。ぼくが大人になるころは、宇宙でも地球と同じように、もっといろいろな食事ができるようになればいいと思います。
他にもたくさんの展示物や、見たり体験したりできるところがありました。今日見られなかった所は、次の時にまたインタビューをしていろいろなことを知りたいです。そして今日学んだたくさんのことを役に立てていけるようになりたいです。
E-2広報・情報棟でやっていた宇宙クイズで、最初の「日本が宇宙へ行こうとしている理由」と、最後の「宇宙食でないものはどれ」という問題が難しかったけど、全問正解することができてうれしかった。
クイズが全部終わってからインタビューしたら、宇宙ステーションは最大6人までしか乗れないと初めて聞いたのでびっくりした。そして、6人までしか乗れない理由は、空気がなくなってしまうから、食料が足りなくなるからだということも分かってよかった。
次にアルコールでロケットを飛ばす実験をした。やり方は、注射器の中にアルコールをスポイトで2滴たらして、火花を出す機械に奥まで差し込んで、半分くらい引いて、アルコールと空気を混ぜて、最後にふたをして3.2.1.0でボタンを押して、ロケットを飛ばすものだった。ロケットがなぜ飛ぶのか聞いてみたら、アルコールと空気を混ぜて、その後に火花を出すことによって、アルコールに火がついて、アルコールが爆発してロケットが飛ぶそうだ。
最初に書き忘れましたが、はじめにロケットのことについてインタビューした。つくば大学宇宙技術プロジェクトで使ったロケットは、長さ2m重さ8kgだそうだ。ロケットに穴が開いていたが、開いている理由はカメラなどを取り付けるためだそうだ。
真空になるとマシュマロや風船、水がどうなるかという実験もした。マシュマロと風船は元より大きくなり、水は沸騰して泡だったけど水は冷たかった。真空になると、元から入っていた空気がどんどん外にいこうとして、マシュマロや風船がふくらむそうだ。
次に、宇宙飛行士最終選抜試験で、24時間向井千秋さんなどが監視した所に特別に行かせてもらった。そこの下には、気圧が変化できる機械があって、そこは宇宙飛行士が空気がなくなってしまったときに、訓練をしたりするところだそうだ。特別に行かせてもらった部屋にはパソコンがたくさんあった。宇宙飛行士選抜試験をした所は、いつも空調をつけたままにしておいているそうだ。空調を切ると、夏ではすごく暑く、冬ではすごく寒くなってしまうからだそうだ。
最後に、宇宙食について教えてもらった。宇宙食では、ほぼどれもアルミの袋に入っていてアルミの袋がないと、水分がなくなってしまうそうだ。最近では、さばのみそ煮がアルミから缶に変わっているそうだ。理由は、さばのみそ煮を作っている会社が缶の会社で、アルミの袋に入れるのは大変だからだそうだ。あめや羊羹などは、袋だけ違って中身は全く同じだそうだ。
1日いろいろ取材できてとてもうれしかった。また今度機会があったら行ってみたいと思った。
僕は、今回宇宙教育テレビレポート体験をして、心に残ったことが2つあります。
1つ目は、真空実験コーナーについてです。真空にすることができる装置の中に、マシュマロ、しぼんだ風船、冷たい水を入れて空気を抜いていきました。そうすると、マシュマロ、しぼんだ風船は大きくふくらんでいき、冷たいはずの水は沸騰を始めました。どれも気圧が下がったことによって引き起こされたそうです。マシュマロは中の小さな空気の粒が、風船は中の空気が膨張したことでふくらみ、水は沸点がさがったことで沸騰していました。どんどん変化していく様子はとてもおもしろかったです。
2つ目は、宇宙認定クイズで得た知識についてです。国際宇宙ステーションでは、地球では行えない実験や新薬の開発をしているそうです。地球を90分で1周するので45分ごとに朝と夜がきます。また外の宇宙に出る際は、宇宙服を着ますが、着ないと体中の水分が蒸発して干からびるそうです。
その他にも、有害な放射能や200℃以上の温度差から宇宙服は人体を守っています。またこれは、後の取材で聞いた話ですが、国際宇宙ステーションで同時に住むことができる人数はたったの6人!!!少ない!!! 聞いた時にはびっくりしました。何らかの非常事態が起きた時にはその人数で対応する訳ですから、やっぱり選ばれた6人はすごいですよね。冷静さ、協調性、知識等を必要としている宇宙飛行士を改めてすごいなと思いました。
午前中に学校があったため、午後からしか参加できませんでしたが、目移りしてしまう程楽しい企画がてんこ盛りでした。次の特別公開の時にもまた行ってみたいです。