交流会には、約40人のYAC団員や宇宙大好きな子どもたちが参加しました。星出宇宙飛行士は、松本本部長の作品である『銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』に影響を受け宇宙に憧れを持ったのだとか。松本本部長は自分の作品に影響を受けた世代がホンモノの宇宙飛行士になったことをとても喜んでおり、「宇宙から実際に地球をみた感想は?」とたずねると、星出さんは「圧倒されました。海に反射した太陽がまぶしく、大地から受けるエネルギーを感じ、地球は美しく力強い星なのだと感じました」と実際に宇宙から地球をみた印象を答えてくれました。松本本部長は「私もいつか宇宙から地球を見てみたい。地球の絵を描く時、今は写真や映像を参考に描いているが、実際にみて描くことができたら、絶対に今とは違う表現ができると思う」とお話してくれました。
対談のあとは、星出さんが参加したSTS-124ミッションの映像を見ながら、「きぼう」の船内実験室やロボットアームを取り付け作業の様子などを解説してくれ、最後に子どもたちからの質問にも答えてくれました。子どもたちからは「国際宇宙ステーションから流れ星は見えましたか?」、「宇宙ってどんなところでしたか?」などの質問が続々とよせられ、星出さんは「宇宙はとても楽しいところ。宇宙船の外は昼と夜の温度差が激しく空気がないところだけど、窓から見える地球や星がとてもきれい」と答えてくれました。また子どもたちからは「宇宙マンションを作って欲しい」、「星から星を鉄道みたいな交通手段で移動できるといい」などの未来の宇宙開発へのリクエストも寄せられました。