分団活動報告
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液体窒素を使った低温の実験と炎色反応の実験

報告日:2012年10月25日

活動詳細

活動日・期間 2012年10月21日 10:00-16:00
活動場所 神奈川県 相模川自然の村・ビレッジ若あゆ
参加者 総数:58名
 ・団員: 29名
 ・他分団員・本部所属団員: 0名
 ・体験入団者: 1名
 ・指導員: 8名
 ・保護者・その他: 20名
参加層(活動対象) 小学生、 中学生、 高校生
望ましい経験年数 特になし
活動総額 60,218円
活動形態 日帰り
食材・食品の取り扱い あり

活動分野・内容

活動分野 ・宇宙開発(ロケット・人工衛星など)
・科学一般(物理・化学・地学など)
活動内容 ・実験
・観察・観測

活動の流れ

午前中は液体窒素の実験です。液体窒素は-196度の液体で宇宙ではこのような低い温度になるのでそのような温度の体験でした。ガラス製のデュワー瓶に容器から液体窒素を注ぐと激しく沸騰するとともに霧のようなものがあふれて流れます。しばらくするとガラスの容器も-196度になって沸騰が収まります。この中にバラの花、バナナ、ミカン、プラスチックボール、テニスボール、マシュマロなどを入れてみました。次に豆ランプにつないだ電池を液体窒素で冷やすとランプが消えてしまいました。LEDランプでも実験しました。銅線のコイルを豆ランプと電池に間につないでおいてコイルを冷やすと、明るさが増しました。これは抵抗が減って電流が多く流れるようになったからで、超伝導の話も聞きました。最後は液体酸素の実験でした。試験管に酸素ボンベをつないで液体窒素で冷やすとうすい青色をした液体が貯まります。これが液体酸素でロケットの燃料にも使われています。酸素は窒素よりも液体になる温度が高く、-183度で液体になります。次に炭酸ガスはどうなるかを実験しました。試験管の底でなく上の方に白い固体が貯まりました。ドライアイスです。炭酸ガスが固体になるのは-78度です。
午後は炎色反応の実験をしました。炎色反応というのは金属の化合物を炎に入れると赤色、黄色、緑色などの色がつく現象で、夏の打ち上げ花火の色を出したり、その色によって金属の種類を調べたりするのに使われます。まず光の色を調べる簡易分光器(ポテトチップスの空き箱に干渉フイルムを貼ったもの)を作りました。みんな自分用の分光器を作って、それをもって野外のバーベキュー場に移動しました。金属や陶器のお皿に燃料用アルコールを入れてナトリウム、カリウム、カルシウム、リチウム、ストロンチウム、銅、及びホウ酸などの塩類を入れて火をつけます。はじめはアルコールが燃えて無色ですが、だんだん少なくなってくると赤、黄色、緑色などの炎を出します。次に味噌汁や貝殻を砕いたものなどを試しました。味噌汁はナトリウムと同じ黄色、貝殻はカルシウムと同じうすい紫色を出しました。最後にトーチランプで炎を吹かせておいて、その炎に向かってストロンチウムを入れたアルコールを噴射すると大きな赤い炎となり、団員たちから大きな歓声が上がりました。野外のバーベキュー場なので、このような思い切った実験が出来ました。

活動の留意点・安全対策

液体窒素の実験では冷やしたものを素手で触らないように注意した。又炎色反応の実験では燃やしているアルコールの皿などに近づかないように注意した。

活動使用教材

液体窒素、デュワー瓶、いろいろな花や果物、ボール類、電池、豆球、コイル、酸素ボンベ、炭酸ガスボンベ、燃料用アルコール、塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化ストロンチウム、塩化バリウム、硫酸銅、ホウ酸、味噌、貝殻、ポテトチップスの空き箱、回折格子フイルム、霧吹き、ステンの皿、陶器の皿、トーチランプ

活動アイディア&材料集めの情報・ヒント

参加者からの主な感想

10月例会は面白くて感動しました。娘も勉強とは本当に面白いことなんだなあと言っていました。

活動に関する反省点・改善点

PHOTO

分団情報

分団名 相模原分団
分団の写真
組織長(分団長など) 奥村 光弘
結団日 2001年9月9日
主な活動地域 神奈川県相模原市
主な活動施設 環境情報センター、総合学習センター、若あゆ、市民会館、橋本公民館、愛川ふれあいの村、三段の滝下広場など
主な活動日 第3日曜日
PR 子供はもちろん、大人でも楽しい宇宙や科学に関する実験や工作などを、澤井分団長中心に大体毎月第三日曜日に行なっています。なかなか家庭や学校では出来ない例会を企画していますので、持ち帰れる実験装置を製作した後は、保護者の皆様から家庭での実験報告が送られて来ます。ご興味のある方は、是非一度体験・見学に来て下さい!!!
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入団条件 育成会費(毎年4月に月300円×12ヶ月分をお振込み頂きます。年度の途中に入団の場合は、入団月から翌年の3月分まで頂きます。)の他に、例会内容によっては材料費など(500円位)を徴収させて頂く事もあります。保護者の参加も大歓迎です。お子様だけ参加の場合は例会会場までの送迎を、保護者の責任のもと宜しくお願いいたします。
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正団員(3600円)、家族団員(1200円)
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