分団活動報告
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光の実験(9月例会)

報告日:2010年09月22日

活動詳細

活動日・期間 2010年09月19日 13:00-16:00
活動場所 神奈川県 青少年学習センター(相模原市中央区矢部)
参加者 総数:45名
 ・団員: 22名
 ・他分団員・本部所属団員: 1名
 ・体験入団者: 0名
 ・指導員: 6名
 ・保護者・その他: 16名
参加層(活動対象) 小学生、 中学生
望ましい経験年数 特になし
活動総額 0円
活動形態 日帰り
食材・食品の取り扱い なし

活動分野・内容

活動分野 ・科学一般(物理・化学・地学など)
・宇宙科学・天体
活動内容 ・工作
・座学・学習

活動の流れ



 光の色はその波長で決まりますが、今日は光を波長で分ける装置(分光器)を作りました。光を分けるためにはプリズムを使う方法がよく知られていますが、今日は回折格子(レプリカフィルム)と言って沢山の線が引いてあるフイルムを使ってかんたんな分光器を作りました。ポテトチップスの空き箱の底に光を取り入れる小さな窓をつくり、フタにも窓を作って回折格子を貼って完成です。部屋の外に向かって回折格子を貼ってある方から覗くと底の部分に虹が見えました。この虹は太陽の光を分けたもので赤から紫まで連続しています。蛍光灯の光は太陽光と少し違っていますが電球の光は太陽光とだいたい同じでした。白色LEDでは赤・緑・青が強く光っていますが、トンネルなどの照明に使っているナトリウム灯はオレンジ色だけの光で他の色はありませんでした。ヘリウムや水素の気体に高い電圧をかけるとこれらの気体が光りますが、この光を分光器で見るとナトリウム灯と同じようにある色だけの光でした。
 次に目には見えない光の仲間のことを勉強しました。目で見える光の色は波の波長によって決まり、紫は波長が短くて400nmくらい、赤は波長が長くて700nmくらいです。紫よりもっと波長が短くて私たちに見えない光を紫外線といい、赤よりもっと波長が長くて見えない光を赤外線と言います。紫外線には蛍光作用があり、紫外線を当てると蛍光鉱物や栄養ドリンクの液体が光ります。赤外線は空気中のチリに邪魔されないで進む性質があり、団員の安藤君が赤外線センサーで物体までの距離を測る実演をしてくれました。
 後半は長谷川リーダーによる「宇宙の膨張」の話でした。分光器で見える色の帯のことをスペクトルといいますが、太陽光のスペクトルを詳しく見ると所々色が欠けている黒い線(暗線)があります。これは太陽の周りにある原子がその色の光を吸収しているために起こるものです。遠くの星のスペクトルにも多くの暗線がありますが、その位置はみんな赤い方にずれています。これはその星が動いているためで、遠い星ほど早く遠ざかっています。こうして星の光を分光器で調べることで宇宙が膨張していることがわかったのです。

活動の留意点・安全対策

カッターを使用するので怪我をしないようにリーダーや父兄が注意して見守る。また、高圧発生装置を使って封入したガスの発光を見せるので、子供が近付かないように注意する。

活動使用教材

ポトとチップスの空き箱、回折格子(レプリカフイルム)、セロテープ、黒のマジックペン、高圧発生用コイル、水素、ヘリウムなどを封入したガラス管、ナトリウムランプ

活動アイディア&材料集めの情報・ヒント

参加者からの主な感想

活動に関する反省点・改善点

PHOTO

分団情報

分団名 相模原分団
分団の写真
組織長(分団長など) 奥村 光弘
結団日 2001年9月9日
主な活動地域 神奈川県相模原市
主な活動施設 環境情報センター、総合学習センター、若あゆ、市民会館、橋本公民館、愛川ふれあいの村、三段の滝下広場など
主な活動日 第3日曜日
PR 子供はもちろん、大人でも楽しい宇宙や科学に関する実験や工作などを、澤井分団長中心に大体毎月第三日曜日に行なっています。なかなか家庭や学校では出来ない例会を企画していますので、持ち帰れる実験装置を製作した後は、保護者の皆様から家庭での実験報告が送られて来ます。ご興味のある方は、是非一度体験・見学に来て下さい!!!
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入団条件 育成会費(毎年4月に月300円×12ヶ月分をお振込み頂きます。年度の途中に入団の場合は、入団月から翌年の3月分まで頂きます。)の他に、例会内容によっては材料費など(500円位)を徴収させて頂く事もあります。保護者の参加も大歓迎です。お子様だけ参加の場合は例会会場までの送迎を、保護者の責任のもと宜しくお願いいたします。
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年会費
正団員(3600円)、家族団員(1200円)
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