５月例会・音楽を科学しよう

活動詳細

活動分野・内容

活動の流れ

例会は素晴らしいキーボードの演奏で始まりました。演奏が終わると、音にはどんな特徴があるかと言う話になり、音には「音の高さ」「音の強さ」「音色」の三つの要素があることをキーボードなどのいろいろな音をパソコンに取り込んで波の形にして説明してくれました。「高さ」と「強さ」は分かりやすいものですが、「音色」という要素も特徴の一つです。これは同じ高さの音が楽器の種類によって違ったり、人の声が人によって違ったりするもので、どんな風に違うかをパソコンで波の形に変えて見せてくれました。たとえば音叉の音は単純な波の形で「単純音」と言いますが、バイオリンはとても複雑な波の集まりですし、トランペットは簡単な波ですが、波の形が少し複雑で、このような音を「複合音」と言います。
次は工作で、先ず弦楽器を作りました。これは牛乳パックに輪ゴムを掛けて作りましたが、A,Bと言う2本の印のついた紙を貼りつけて、A,Bのところに断面が丸い鉛筆を2本おいて輪ゴムに挟みます。A,Bの中間に引いた何本かの線のところを軽く押さえてはじくと、線の位置によってドレミファソラシドの音階の音が出ます。押さえ方が強いと駄目ですが、少し馴れるときちんと出るようになり、みんなで合奏しました。次は管楽器です。パンフルートという簡単な楽器が古くから知られていますが、本物をリーダーの一人が持参してくれました。それをお手本にしてストローで作りました。ストローの端をクリップで挟んでライターを使って融着してふさぎ、8センチから4センチまでの8本の管を作ります。これを工作用紙に並べて止めて出来上がりです。これもみんなで合奏しました。
次はお母さんの声を聞いて自分のお母さんを当てるクイズです。子供たちに見えないようにしてお母さんの一人がアイウエオと発音し、自分のお母さんだと分かった子が手を上げて当てるクイズでしたが、すぐに団員の一人が手を上げて当てました。
最後に複雑な音が、実際はどんな単純な音の集まりでできているか、の実験と説明です。これはマイクで集めた音をパソコンに取り込んで、パソコンのソフトで解析しますが、人の音声のようなものも沢山の単純音に分けることもできますし、また、単純音を同じように混ぜ合わせるともとの音になることも実験して見せてくれました。

活動の留意点・安全対策

ストローの融着にライターの火を使うので、ライターの使用をリーダーと大人に限定して安全な取り扱いを計った。

活動使用教材

キーボード、音叉、マイク、パソコン、パソコンソフト、牛乳パック、輪ゴム、断面が丸い鉛筆、ストロー、目玉クリップ、工作用紙、両面テープ、ライター

活動アイディア＆材料集めの情報・ヒント

参加者からの主な感想

活動に関する反省点・改善点

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